乱立する家電量販店を解説します。

ヨドバシカメラ

ヨドバシカメラは、数ある家電量販店の中でも、有名どころの一つと言えるでしょう。ヨドバシカメラ、業績も業界3位(2008年2月現在)と、今のところ売れ行きも好調です。

 

ヨドバシカメラはその名前通り、元はカメラ専門店。しかし時代のニーズに対応するため、カメラ以外にも家電一般を取り扱うようになり、現在に至っています。

 

ヨドバシカメラを特徴づけているサービスの例としては、「ゴールドポイントカード」が挙げられます。ヨドバシカメラのこのサービス、入会金も年会費も要りません。ポイントはお買い上げ金額に応じて還元され、1ポイント=1円として換算されます。ポイント還元率は8〜10%と比較的高く、特に高額な商品を買うと、ポイントも結構たまり、大変お得です。

ヨドバシカメラの戦略

ヨドバシカメラは、家電量販店の中でも数少ない、好調な展開を見せている会社の一つです。

 

ヨドバシカメラ、実は店舗数は20(2008年2月現在)と、家電量販店チェーンとしては、決して多いほうではありません。しかしヨドバシカメラの売り上げは業界第3位。ヤマダ電機やエディオンに次ぐ業績です。ヨドバシカメラ、どうしてこんなに儲かっているのでしょうか?

 

ヨドバシカメラが出店している場所は、主に大都市の駅前。ヤマダ電機やコジマなどの大手家電量販店が郊外の幹線道路沿いに大型店舗を出店しているのに対し、ヨドバシカメラは駅前ですから、もともと狙っている客層が違うのです。駅前は何かと人が集まる場所ですから、これなら店舗数が少なくても、ある程度の集客は保証されますね。バブル後の不況やパソコンの売り上げの低下、ほかの大手家電量販店との競争の激化などで、多くの家電量販店が倒産・合併してゆく中、ヨドバシカメラがここまで生き残れたのも頷けます。

 

ヨドバシカメラ、立地条件以外にも、耳に残りやすいテーマ曲を使うなど、いろいろな戦略によって生き残りをはかっています。もちろん品揃えも豊富。特に電車をよく使う方にはヨドバシカメラはオススメです。

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