乱立する家電量販店を解説します。

オノデン

オノデンは秋葉原に店舗を構える家電量販店の一つです。イメージキャラクターは「オノデンボーヤ」。

 

オノデンはほかの家電量販店と比較すると、非常に「硬派」な印象を受けます。というのは、まず設立時期が古く(1951年)、老舗の風格があり、その経営も常に堅実路線でした。もちろん品揃えに関しては常に最新のものを取り揃えていたものの、取り扱い商品のジャンルとしては、実用面を重視。

 

近年ほかの家電量販店が「萌えブーム」を意識した営業展開をしている中でも、オノデンは頑固に「電気屋」としての姿勢を貫いています。このオノデンの存在は、「電気街」から「オタクの街」に変質を遂げてゆく秋葉原の「良心」とも言えるでしょう。

 

オノデンの店員は、ほぼ正社員のみで占められています。アルバイトだとなかなか教育も行き届きませんが、オノデンはこうした背景があって、接客やサポートの質においても定評があります。

オノデンの特徴

オノデンは秋葉原に「本館」「別館」の2つの店舗を持つ(2008年2月現在)、老舗家電量販店です。古くから秋葉原の「顔」として、秋葉原の発展に尽力してきました。

 

バブル期に多くの家電量販店が全国進出を果たす中、オノデンはほか地域への進出はせず、秋葉原で地味ながらも堅実な営業を展開していました。そのためバブル期後の不況や2000年ごろに訪れたパソコン関連産業の不振の直撃を免れ、オノデンはほかの大手家電量販店の傘下に入ることもなく、現在も地道に、しかし堅実に営業を続けています。

 

オノデンは、現在も一般家電の売り場を確保する一方で、主にパソコンのための「別館」を設けており、相変わらずパソコン販売に力を入れていることがうかがわれます。また、オノデンではオンラインショップも手がけているため、遠方の人でも買い物をすることが可能です。

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