乱立する家電量販店を解説します。

ビックカメラ

ビックカメラは家電量販店のチェーン店の一つ。ビックカメラは「ビーックビックビックビックカメラ」というテーマソングと、あの独特の柄の紙袋が特徴です。

 

ビックカメラ、売り上げ額(2008年2月現在、業界第5位)のわりに、店舗数は26店と、さほど多くはありません。しかし傘下にソフマップを擁するなど、業界としては大手と言っても差し支えないでしょう。

 

ビックカメラは、その店名からも察せられるように、元はカメラ専門店。家電はもちろんですが、カメラや望遠鏡などの光学機器にも強いお店です。電化製品では、特にデジカメを購入したい人にはオススメのお店と言えます。

 

ビックカメラ、前述のように店舗数は家電量販店大手としては少なめですが、全国にバランスよく出店している感があります。店舗も広く、買い物しやすいので、休日やボーナスシーズンなどは、大勢の客で賑わっています。

ビックカメラの特徴

ビックカメラは家電量販店の大手。もともとはカメラ専門店でしたが、時代の流れや消費者のニーズを上手く読み取り、常に時代の先をゆく営業展開を繰り広げてきました。

 

ビックカメラの戦略を象徴するものとしては、かつて存在した「ビックパソコン館(のちにビックピーカン)」なるものが挙げられます。これは名前通りビックカメラのパソコン専門の関連会社ですが、1990年代半ば、パソコンの爆発的需要を見越して設立されたものでした。ここでは単にパソコンを売るだけでなく、ユーザーのニーズに対応できる社員を育成し、大きな利益を上げました。

 

しかし21世紀に入り、パソコンの価格が下がり、数も売れなくなると、ビックピーカンを早々にビックカメラと合併(ただし現在も「ビックパソコン館」は何件かありますが)。こうした判断の早さと正確さが、ビックカメラの強みと言えるでしょう。

 

ビックカメラのサービスの特徴としては、「ビックポイントカード」や保証書に記載されている保証期間を上回る長期保証(特定の条件あり)の導入、そして商品の的確な説明ができる販売員の育成といったものが挙げられます。また、年末に無料で提供される日本地図のポスターカレンダーも、ビックカメラの顔となっています。

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